小説初心者にオススメ! 誰でもスラスラ読めちゃう小説10選!
おはこんばんにちわ!
速読が苦手、みやびです( ˆoˆ )/
さてさて今回はですね、皆さんにスラスラ読めちゃう小説をご紹介しようかと思います。
小説を読んでみたいけど、どんなモノが面白いのかいまいち分からない。
面白いかもしれないけど、それって私にも理解できるのかな。
途中で眠くなりそうで読み終える自信が無い。
云々、それぞれ悩みはあると思うんです。そのせいでなかなか小説に手が出せなくて、まいっか、ってなっちゃってる人も中にはいるのではないのでしょうか?
それはすごーーーーーく勿体ない!!
難しいという印象が強い小説ですけど、そんなことは一切ありません。難しいと思ってしまう人は、単に自分に合った小説に出会えていないだけ。
そう! 小説にはその人に合ったレベルがちゃんとあります! それに出会えていないだけなのに、小説に対して引け目を感じていては面白い作品に出会えるわけもありません!
と言っても、選び方なんて分からないですよね(*´・ω・`)
自分に合った小説を知らないのに、面白いと思える小説を選べるわけはないんです。
まず最初にやるべきは、自分のレベルを知ること。何もわざわざ難しい小説を読む必要なんてありません。そもそも感性なんて人それぞれですし、難しいから凄いとか、簡単だから面白くないとかは無いんですよ。
話が長くなりましたね。行けない癖だ(^_^;)
ではでは、早速オススメ小説をご紹介しちゃいますよ!
と、僕的にはこんなラインナップになりました。
ちなみに順位は無く、ジャンルもバラバラです。あくまで「読みやすい」を基準に選んでいます。
隣人「タイトルだけじゃいまいち伝わらねえな」
言われなくても今から説明するよ。
隣人「あらすじとか説明すんのか? なんかダラダラしそうだな」
それは僕もそう思ったから、今回はしないようにした。
隣人「へぇ。それで、どう説明すんだよ」
まあ黙って見てなって。ほんと口うるさいやつだ・・・。
えー、今回はあらすじはほとんど説明しません。主に三つの視点から評価して、作品の特徴を分かりやすくお伝えしようかと思います。
その三つの視点とは。
- 『文量』:文章が多いか少ないか。
- 『文章レベル』:比喩や漢字が多く使われているか、言い回しが難しいか。
- 『構成力』:物語が分かりやすく構成されているか、単純明快か。
です。
これに『☆』1~5個をつけて一目で分かるようにしてみようと思います!
星が多ければ簡単で、少なければ難しいと判断してください。
※あくまで個人的評価ですのでご了承ください。
著者:佐野徹夜(さのてつや) メディアワークス文庫
ジャンル:恋愛
『文量』 ☆☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆
補足:数ある小説大賞の中でも業界をけん引しているブランドから出版されていることもあり、そのレベルはかなり高いです。佐野徹夜先生のデビュー作である為、まだまだぎこちないところも多くはありますが、SF(ちょっと不思議)要素を出しつつも地に足の着いた現代小説と言えるでしょう。
2.ちょっと今から仕事やめてくる
著者:北川恵海(きたがわえみ) メディアワークス文庫
ジャンル:お仕事
『文量』 ☆☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆☆
補足:これも有名ブランドから出版された小説で、北川恵海先生のデビュー作です。しかしデビュー作とは思えない確かな文章力があり、下手に比喩を入れない文章はスッと頭に入ってきます。構成も単純なようで、最後はハッとさせられます。軽く読めて、でもメッセージ性の強い作品となっています。
3.塩の街
著者:有川浩(ありかわ ひろ) 角川文庫
ジャンル:SF、恋愛
『文量』 ☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆☆☆
補足:こちらもデビュー作です。今や有名作家の一人となった有川浩先生の作品はどれも分かりやすく、読みやすいです。一見、文章が詰まって読みにくそうな外見ではありますが、実際に読んでみると読んだまま内容が頭に入る感覚がします。登場人物の会話も多く、そのコミカルなやり取りは受け入れやすいでしょう。恋愛モノが多く、胸キュン間違いなしですよ。
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4.阪急電車
ジャンル:恋愛、人間ドラマ
『文量』 ☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆☆
補足:一本の電車内で繰り広げられる群像劇となっています。有川浩先生特有のストレートで明快な文章もさることながら、確かな構成力もあって、群像劇でもそれぞれの物語が分かりやすくまとめられています。ページ数も300以内でお手軽ですよ。
5.蹴りたい背中
ジャンル:人間ドラマ
『文量』 ☆☆☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆
補足:言わずと知れた芥川賞受賞作です。もちろん高評価なのですが、ここでは「初心者でも読みやすい」を基準にしているため、このような評価にしました。文学作品のお堅いイメージを覆す、現代小説のようなたたずまいがあります。分量は少ないのですが、やはり独特な比喩表現は多いです。しかし的確な比喩は自分の中に落ちてくる感じがあって、不思議と理解できます。内容に関しては、考察力は必要でしょうね。
6.フィッシュストーリー
ジャンル:SF、推理
『文量』 ☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆
補足:日本を代表する推理作家の伊坂幸太郎先生の作品は、どれもユニークでメッセ―ジ性が強いです。「初心者向け」というよりは、「初心者でも読める推理小説」と言った感じで、推理モノの難しいイメージ覆してくれます。文章は独特なクセがありますが、読み終えてしまえばスッキリする構成力。読み進めていく内に物語のギアが上がっていくのが自分でも分かりますよ。
7.君の膵臓をたべたい
ジャンル:恋愛
『文量』 ☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆☆
補足:映画化にもなって、知っている人も多いのではないでしょうか。住野よる先生のデビュー作でもある「君膵」は、文量が少ないわけではありませんが、難しい言葉をほとんど使っていないのが良いところ。誰でも知っている漢字や言葉で構成された文章は、ほとんどの人に受け入れられること間違いなしです。
8.ボッコちゃん
ジャンル:SF、ショートショート
『文量』 ☆☆☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆☆☆
補足:この人の作品はとにかく真っすぐで刺さります。ショートショートの物語が336ページ(目次、あとがき除く)の中に50作も載っていて、その一つ一つが風刺的、社会的なメッセージを的確に捉えているんです。一話完結型なので、どこから読んでもOK。通勤、通学、休み時間、眠る前。いつ読んでも読み終えられる一冊となっています。
9.午前0時の忘れもの
ジャンル:SF、人間ドラマ
『文量』 ☆☆☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆
補足:ミステリー作家の代表格、赤川次郎先生の描くSFドラマとなっています。群像劇で登場人物が多いので、物語が進行する度に頭の整理は必要になってくるかと。しかし文量は少なく、地の文も簡略されているので仮に読み返しても手間なく復習ができますよ。
10.夏と花火と私の死体
ジャンル:現代ホラー
『文量』 ☆☆☆☆
『文章レベル』 ☆☆☆☆☆
『構成力』 ☆☆☆
補足:乙一先生のデビュー作として有名なこの一冊ですが、まず驚愕なのが地の文でしょうか。なんと語り口が「殺された女の子」視点なのです。「生前の女の子」という意味ではありません。死体のその子が、自分の死体を巡る物語を語っていくのです。そんな斬新な語り口に吸い込まれていくこと間違いなし。文章自体も簡単ですから、是非読んでほしいですね。
という感じになりました!
いかがだったでしょうか。皆さん気になる作品はありましたか?
読みやすい基準で選びましたが、内容も僕がおすすめするものばかりですので、是非読んでみて、これを機にどんどん自分の幅を広げていってくださいね!
隣人「本貸してくんねえの?」
自分で買って!