行動の原理原則を知って行動力を上げよう【人は2つのパターンでしか行動していません】
こんにちは、雅です。
すみません、色々と忙しく投稿が止まってしまってました^^;
お久しぶりの新記事です!
さて、こんな名言を見つけました。
「勇気とは恐怖を感じないことではない。恐怖を感じながらも行動できることである」
ーーモーガン・スコット・ペック
僕たちは恐怖を感じる生き物です。
平然と何でもこなせるわけでは決してなく、何かを行動に起こす際、その目標が大きければ大きいほど恐怖や不安を感じてしまいます。
それが普通です。
ですがたまに、その『恐怖の感情』を打ち消そうと努力している人がいます。
わざわざ自分を『普通の領域』から外そうとしているのですが、神にでもならない限り無理な話なのです。
人である以上、感情は消せません。
だから行動する際にさまざまな感情が浮き出てしまうのは当然だし、仕方のないことです。
ではどうやって、恐怖や不安に打ち勝ち行動を起こすべきなのか?
今回はそのことについてお話ししていきます。
本記事の目次
【行動の原理原則を知って行動力を上げよう】
僕たちの行動には『原理原則』が存在します。
それは『痛みを避け、快楽を得る』という原理原則です。
ただ何となくやっているわけではなく、この原理原則が無意識に働き、あなたの行動を決めているのです。
『痛み』と『快楽』
それぞれについて説明しましょう。
【痛みを避ける】
痛みを避ける行動とは、
例えば夏休みの宿題を思い出して欲しいのですが。
子供の頃、夏休みの宿題をやるときに、終盤ギリギリで取り組み出す同級生をよく見ませんでしたか?
もしくは、あなたがそうだったかもしれませんね。
1ヶ月も宿題をサボって何もやらなかった子供が、8月終盤になると態度が急変したかのように何時間も机に向かって算数のドリルを片付けていく。
その集中力がどこから湧いてくるのかというと、
痛みを避けようとするエネルギーがそうさせているのです。
「宿題をしてこなかったら先生に怒られる」
「宿題をしてこなかったら成績が落ちる」
「宿題をしてこなかったらペナルティを喰らう」
そういった『痛み』から避けるエネルギーで『宿題をする』という行動を起こしているわけです。
で、それは子供だから時間管理の能力値が低いせいというわけではありません。
これは大人も同じで、免許更新がどんなに面倒くさくても締め切り日間近になれば行くでしょうし、「このままだったら肥満で短命になりますよ」と言われればダイエットに励めます。
僕たちは痛みを避けるためなら積極的な行動力を発揮するのです。
✔️人は怠慢である
この話を聞いて、
「俺はそんなに怠け者じゃない」
という人たちがいます。
断言しておくと、人は本質的に怠慢です。
そして怠慢であるが故に世界は発展しています。
「面倒くさい」と思えたから、世の中には便利な物がたくさん生まれてきました。
もしも人が怠慢ではなく、何も面倒くさがらない生き物だとしたら、きっとこの世から車は無くなり、携帯電話は進化せず、家電製品は生まれていません。
僕たちは怠慢で、「面倒くさい」という痛みから避けるべく世の中を発展させてきたんです。
怠慢な自分をまずは受け入れましょう。
そうすれば、『行動力を上げる方法』を知る事ができます。
【快楽を得る】
快楽を得る行動とは、
例えば週末にラーメン屋へ行ったとしましょう。
そこはテレビでも取り上げられた世界一美味しいと言われる超有名店で、週末になると常に長蛇の列ができています。
1時間以上待たないと食べれない状況ですが、並んでさえいれば確実に世界一の美味しいラーメンを食べることができます。
面倒くさいし、長時間待たないといけなかったとしても、人はその列に並んでしまいます。
これが『快楽を得る』という行動です。
その先に「美味いラーメンが食べれる」という快楽を知っているから『並ぶ』という行動を起こせます。
僕の家から地下鉄で10分くらいのところにある公園に、有名なホットドック屋があるんですが。
お花見シーズン、週末になるとそこは長蛇の列ができるらしく、僕の友人が行ったところなんと3時間も並んだらしいです。
人は『快楽』が得られることを知っていれば、簡単に行動に移せるということです。
【人は短期的な感情ばかり得ている】
しかしここには落とし穴が潜んでいます。
痛みを避け、快楽を得る。
この行動の原理原則を、ほとんどの人が『短期的な成果』でしか見れていないということ。
詳しく説明すると、
『痛み』というのは、「面倒くさい」「楽できない」「遊べない」と言った感情でもあります。
それらから逃れるための行動が『痛みを避ける』ということですが、人は『今の痛み』ばかりを見てしまいます。
宿題の例を再び出すと、
そもそも「後回しにすれば後が大変になる」という痛みも感じているはずです。
8月終盤で精神を疲弊させながら宿題に追われる未来を想像すれば、それこそ避けたいことです。
しかし、その痛みを感じながら、もう一つの痛みも感じています。
それは、『今面倒くさい』『今楽できない』『今遊べない』と言った『今の痛み』です。
『未来の痛み』と『今の痛み』を天秤にかけた結果、『今の痛みから避ける選択』をしてしまっているのです。
さらに、『今の痛みから避ける選択』をすることで『即効性のある快楽』を得ることができてしまいます。
『即効性のある快楽』とは、スマホを触ったり、漫画を読んだり、Netflixを観たりと言ったすぐに得られる快楽のことです。
人はそう言った『短期的な感情』ばかりを求めてしまう傾向にあるのですが、これを繰り返してしまうと『未来』に対する痛みを避けたり、快楽を得ることができなくなってしまいます。
夏休みの宿題と同じように、後になってツケが回ってきます。
是非、これを人生に置き換えて考えてみてください。
『未来』と『今』を天秤にかけたとき、未来に傾けられるようになっておかなければ、あなたが望む成果を得ることは難しくなってしまうのです。
【痛みは快楽の5倍のエネルギーを持っている】
痛みと快楽の内、人を動かすエネルギーが高いのは『痛み』の方です。
痛みを避けるエネルギーは快楽を得るエネルギーの5倍とも言われています。
よく、「楽しい未来を想像して」「ポジティブな感情を持って」というような文言を聞きます。
大切なことですし、僕自身もよくお伝えしていることです。
しかしこれだけでは人は行動を起こせません。
大きな夢ばかり語って一向に行動しない人をたまに見かけますが、その人がこれから望む成果を手にしたり大きな目標を達成したりできるかといえば、今の時点ではちょっと厳しそうですよね。
快楽を得ることばかりにフォーカスが向くと、『今』大変な思いをすることから逃げるようになってしまいます。
なので、必ず『未来の痛みを避ける』ということも握っておいてください。
あなたが何かしらの目標を設定したとして、その目標が達成されなかったとき、どんな『痛み』が自分に降りかかってくるのか。
そこから逃げずに向き合って欲しいと思っています。
真剣に向き合えば向き合うほど、あなたの『痛みを避けるエネルギー』が行動を促し、未来に向けて行動することができてくるはずです。
未来の痛みを避ける行動をすることで、未来の快楽も手にすることができるんですよ。
てなわけで、今回は以上になります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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