福岡の台風はクルクル詐欺が酷い
おはこんばんにちわ!
大抵の雨量でも原付出勤する、みやびです(-ω-)/
さて今回は、先週に上陸した台風の日に起こったとある事件について語っていきます。
の前に、僕が住む福岡の台風事情を少し説明しようかと。
一言で言って、福岡の台風は「クルクル詐欺」が酷いです。
台風が接近しているという報道は夏になると定期的に発表されるわけですが、まーーーーー、そこまで来ない!
九州に上陸してもダメージを受けるのは沖縄や鹿児島や宮崎、長崎か大分ばかりで九州北部に位置する福岡には届かないことがほとんどなんですよね。
これ、県民ならあるあるなんじゃないでしょうか。
上に到達する前に進路を変えて大陸か本州の方へ行っちゃうんですよ。
だから、「大型の台風が九州へ上陸」という報道を観て警戒しても、たいてい「なんじゃそりゃ」って感じで終わっちゃうんですよね。
というクルクル詐欺があるので、僕は正直台風への警戒心が薄れていました。
そんな中、先週の日曜日に九州を襲った大型の台風17号。
周りが警戒する中、僕は「まあ、大丈夫やろ」と言った感じで出勤しました。
電車やバスを使えばいいものを、その日も愛車の『原付』で出勤したんですよね。
公共の交通機関って乗り慣れない僕からしたら面倒な乗り物なんですよ。待ち時間が嫌だし、少し歩かないといけないのもわずらわしい感じがする。
だから、原付出勤したんですね。
行きはよいよいでした。
風も雨もなく到着。
「なんだ、やっぱりこんなもんか」
と思いながらその日の業務を全うしたんですが。
いや~・・・僕が甘かった。
職場を出たらですよ、木がめっちゃ揺れてるんですね。
生ぬるい風がビュンビュン吹いてる。
葉っぱやゴミ、枝木なんかも宙に舞ってる。
雨も横殴りで、そこらを歩く人の傘何てクソの役にも立たないほどにひっくり返ってる。
「うわー」
ですよ。
でね、頭の中に選択肢が二つ浮かんだんです。
一、原付に乗って帰る。
二、原付を置いてバスで帰る。
二を選んだ場合、翌日も強制的にバス通勤です。
僕は五秒で『一』を選択したわけですね。
バカですねぇ。
乗って、発進して、五分後に後悔しました。
風がっ・・・横からっ・・・攻めてくるっっっ・・・!!!!!
怖い怖い怖い怖い怖い怖いモアイ怖い怖い怖い!!!!!!!!
台風の報道で風に飛ばされる人をたまーーーーに見ますけど、ああ、今の自分ってあれなんだと思いました。
時速20キロでゆっくり走ります。
雨風強すぎて、体が持っていかれそうですから。
速度なんて気にしてられませんよ!
何時間かかっても良いから無事に帰りたいと思いましたね。
でも、その願いは叶わなかったんです。
十分くらい走ったところかな。
その日一番の突風が左後方から吹いて来たんです。
踏ん張ろうとしましたが、その前に風は僕の足をすくい、何百キロもある原付の横倒しにしました。
僕は踏ん張れず、そのまま道路の真ん中で原付もろとも倒れたわけですね。
しっ・・・・・・死ん、だっ・・・
と思いましたよ、いや、もう無理。怖い。
風に押されてる感じですから、原付を起こそうにも押し負けるんですね。
片側二車線の広い道路のど真ん中。
後方には車が数台止まってくれている状態。
内の一台は僕の頭すれすれを通り過ぎていく始末。
必死になって何とか原付を起こし、道の脇にすぐに逃げました。
車が行き去ったのを確認して、ゆっくりと歩道の方へ避難します。
それから十分、原付を押して歩道を歩きました。
いやだって無理だもん!
こんな中走れないって!
死ぬってマジで!
台風舐めてましたごめんなさい!!
恐々としながら歩いて、どうにか冷静さを戻しました。
風が収まってきたタイミングを見計らって、再び原付に乗って帰りました。
もう本当にゆっくり。突風が来たら一々止まりながら走りました。
生きた心地がしませんでしたね。
何とか無事に家まで着いたときには、手足がしびれてました。それほど力を入れっぱなしに運転して帰ったんです。
教訓。
油断するな、バカ。
ある意味、また福岡のクルクル詐欺にかかった話でした。
ちなみに、職場を出る際に撮った一枚なんですが。
僕の原付だけ生き残ってるんですね。
僕自身は死にかけましたけど・・・
みんなも油断せず、無理せず、災害には注意しましょう!!
隣人「説得力ねえよ」