速読術と多読術。役立つのはどっち?
おはこんばんにちわ!
小説は時間をかけてゆっくり読む派、みやびです(^.^)/
今回は個人的見解と言いますか、僕はこう思うな、ってことを語っていこうかと。
テーマはタイトル通り、『速読と多読について』です。
よく、小説一冊を一時間で読み終える人っていますよね。僕なんかは速読が苦手ですので、集中しても三時間とかかかってしまうんですが。
そんな人によく訊くのが、内容頭に入ってるの? という質問。
でも大概みんな頷くし、確かに物語の要点は抑えて読んでいるんですよ。
斜め読みとかよく言いますけど、ああいう技術的なものがあっての能力なんだろうなー、と何となく考えています。
速読できるからって偉いわけではないですが、しかし時間は最小限に抑えられますよね。もし僕が一時間で小説を読めちゃえば、残りの二時間を自由に使うことができる。やっぱり速読はできた方が、何かと便利ではあるのかも。
でも、ちょっと疑問点が。
速読って、ビジネス書とか、自己啓発本でも有効なのでしょうか?
そりゃまあ、同じ活字ですから「読む速度」は早くなるかもしれませんけれど、その手の本は早く読めばいい、というものではないとも思うんです。
物語がある小説とは違い、ビジネス書や自己啓発本は内容をしっかりとインプットする必要がありますよね。自分事に置き換えて、思考を巡らせながら読み進めて理解していくことが前提です。
登場人物は自分で、決まったストーリーもありません。全ての文章を速読したって、スッキリとはしない気がします。
小説みたいに伏線があるわけではないですから、「要点を抑えて読む」ということが小説以上に重要になってきます。
でも早く読みたい。時間は有効に使いたいものです。
そんなビジネス書や自己啓発本に適しているのが、「多読術」だと僕は思います。
隣人「なんだそりゃ?」
より多くの本を効率よく読む方法です。
隣人「速読とどう違うんだよ」
速読は、文章の中の要点を抑えて斜め読みする感じじゃないですか。
でも多読はもっと大胆で、内容の必要ない部分を全て飛ばしちゃうんですよ。
最初に目次がありますよね。その中で自分が気になった部分だけを読んで、興味無いことは全く読まない。
そうやって自分にとって重要ではない点を切り捨てることで、重要な部分をしっかり読む時間が増え、なおかつ短時間で一冊の本を読み終えることができるというわけです。
隣人「おいおい、それって読み終えたって言えんのか?」
どうして?
隣人「一から十まで読んで、読了なんじゃねえのか、ってことだよ。間を飛ばしたらその部分は未読ってことじゃねえか」
いいんだよ、それで。
「は?」
未読でいいんですよ。
例えば皆さん、本を読んだとして、その内容を一から十まで全て言えますか?
この章ではこんなことを言っていた。目次はこれとこれとこれがあった。何ページ目の何行目でこんなに素晴らしい言葉が載っていた。
なんて、細かく言える人ってほとんどいないと思うんです。
覚えているのは断片的なもので、それさえ、実は自分の中で印象深かったものだけ。興味が無いことや頭に入っていないものは、無意識に脳みそから落としているんですよ。
つまり、興味が無いことを無理矢理読んだって頭に入らないんです。
でも本は買っているわけですから、少なくとも本自体には興味はある。しかし本の中身が全て興味あるかと言われればそんなことはないでしょうし、事実、全ては必要ありません。
その人に必要な知識は、本の中の半分かそれ以下だと僕は思います。
隣人「じゃあ、もしだ。興味無いからっつって切り捨てた部分に、すげえ重要なことが書かれてたらどうすんだよ」
それは無いです。
隣人「なんで言い切れんだよ。もしかしたらあるかもしれねえだろ。そうなったらもったい勿体なくねえか?」
そう考える人も少なくないでしょうね。
ですが、そんな不安は覚える必要はありません。
先にも言いましたが、人は興味のあることはインプットし、無いことは無意識に忘れます。自分の中で脳の容量をコントロールするわけですね。
で、じゃあ仮に自分が切り落とした部分に大切なことが書かれていたとしても、何の問題もないんですよ。
だって、それはあくまで『本にとっては大切なこと』ですから。あなたにとって大切かは別の話です。
あなたが切り捨てた部分というのは、あなた自身が潜在的に「必要ない」と思った部分。つまり、興味が無い。
興味が無い部分を、「もしかしたら大切なことが書いてあるかも」と思って読んだところで、きっと頭には入りません。読んだ後からすぐにこぼれ落ちるでしょう。
隣人「どっちにしろ、意味のない行為ってことか?」
端的に言えば、そうですね。
時間の無駄とまでは言いませんが、とのそきは絶対に身に付かないとは思います。
ならば、自分が興味をもったときにその部分を読んだっていいわけですからね。
本は半永久的に残りますし、手元に置いておけばいつだってパラパラと開けるんですから。人生の内、いつかは興味が無かったことに興味を持ち出すときが来るでしょう。
そのときに、切り捨てた部分をまた読めばいいだけの話です。
隣人「まあ、確かに本は一回しか読んじゃいけねえってルールも無いしな」
何度も読むべきだよ。一回読んで理解したと思っても、それは思い込みでしかないからね。
だからこそ、ビジネス書や自己啓発本は自分のお金で、紙媒体で買うことをおすすめします。
気になった部分には蛍光ペンなどで線を引き、付箋を貼って、本の端にメモを残す。
一見汚しているように見えるこの行為も内容をインプットする上で大切なこと。綺麗な本ではむしろもったいない。
興味ない内容は切り捨てて、気になった部分には線を引き、付箋を貼り、本の中にメモをする。
これが、『多読術』!
ちなみに僕はこの方法で、これまで三時間かかっていたビジネス書を一時間で読み終えられるようになりました!
付箋などを張る行為を含めても、一時間半ほどで読了できますよ( ´∀` )
詳しくはこの本を読んでみて!
ここで紹介した『多読術』の全容が載ってます!(もちろん、ここで覚えた多読術を活かしながら)
⇩
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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と、長々と語ってきましたが、けっきょくどっちがいいの? という話ですね。
隣人「そうだ、その話だったな」
ハッキリ言えば、どっちも役立ちますね。
隣人「おい!!」
というより、読むものによって用途は変わるかなあ、と。
小説や新聞、ニュース記事や雑誌なんていう娯楽的なものは速読が役立ちますし、ビジネス書や自己啓発本などは多読が大きく役立つんです。
用途によって使い分ける。そうすれば効率よく本を読むことができるでしょう!
隣人「散々語っておいて、けっきょくその結論ってどうなんだよ」
はは、ほとんど多読術の内容だったね。
隣人「ちゃっかり宣伝もしてるしな」
これがアフィリエイトだったら稼げたかな?
隣人「かもなぁ」
みんな! 多読術も大事だけど、このブログは読み飛ばさないでね!
隣人「調子に乗るな」